盗っ人体験

 こんな夢を見た。

 知らない駅に降りたら、そこから足がなくなった。これから客先で大事な打ち合わせがあるのにこれでは間に合わない。バスやタクシーを探しても見つからない。困っているとラーメン屋の出前のおじさんが自転車で通りかかったので、そのラーメンの出前を代わるので自転車を貸してほしいと頼み込んだら、15時までに返してくれるなら貸してやってもいいという。15時までにはもしかしたら間に合わないかもしれないと少し思ったが、なんとかなるだろうとおじさんに約束して自転車を借りた。

 自転車のおかげで商談には間に合ったが、15時をとっくに過ぎていたし、どこに自転車を返せばいいか聞きそびれてしまった。それに帰りはお客が駅まで送迎してくれるというので、自転車はそのまま乗り捨てることにした。

 帰りの電車の中で、自転車を乗り捨てたことへの罪悪感がどんどん膨れてきて苦しくなった。優しいおじさんのことを考えると耐えられなくなって目が覚めた。

 

 寒かったのでウルトラライトダウンを着込んで出勤した。ポケットに手を突っ込んだら去年使ったマスクが入ったままだった。とても不潔。他にもなにか入ってないかと探ったら、丸くて硬いものがあったけど、いくらガサガサしても出てこない。ポケットではなく羽毛の中に入っている。なんだこれ。怖い。

 ランチはカップ麺とおにぎり。レジ袋を貰うのを忘れたから、お会計をした後に、お会計した後に!おにぎりをポケットに突っ込んだらとてもいけない事をしているようで快感だった。

 午後はおにぎりを食べてパコパコ仕事して、終わったら同僚とビチャビチャ喋って彼氏の家へ。

 鍋を作るとの連絡が入ったので、マロニーと鍋のシメに入れるラーメンを買って帰った。うまいうまい。もう彼氏の手料理もあまり食べられなくなる。悲しいな。