朝は辛い

 『朝は辛い』と書こうか『朝も辛い』と書こうか迷ったが、朝は辛いにした。

 朝が辛い理由は、睡眠でクリアになった脳が、まず一番先に不安な情報を処理しようとしてしまい、脳が不安でいっぱいになるから。 らしい。

 脳か。脳が原因なら仕方ない。爪や眉毛や肌のカサカサなら、ヤスリで削ったり、小さいハサミで整えたり、100円でたたき売りされたローションを塗って抗おうと試みるが。脳だって。素人が触ったらだめでしょあんなとこ。おちんちんが少し赤くなっただけでも怖くて触れないのに。脳なんてダメ!絶対。と思ったが一応グーグル様に助けを乞うたら、「マインドフルネス」や「ポジティブアファメーション」をすれば良いと助言をいただいた。

 どちらも過去にチャレンジしたが長続きしなかった。マインドフルネスは姿勢が悪いのでじっと座っていたら身体のあちこちが痛くなったし、ポジティブアファメーションはポジティブな日記を書くアプリを使ってみたが、結局めんどくさくなって、最後は「生きてる」「今日も生きてる」の連投になって馬鹿らしくて止めてしまった。

 ベーシックインカムと楽に逝ける薬があればもっと気楽に生きていけるのになと思う。浅はかだろうか。

 そんなことを考えているうちに、不安の専有から脳が開放されて、やっと布団から出ることができた。結局馬鹿なことを考えるのが一番いいのかもしれないが、それはそれでツライ。


 会社についたら二人が体調不良で休んでいた。ぜひ馬鹿らしいことを考えて乗り切ってほしい。たぶん原因は違うだろうが。

 一昨日に引き続き寒かったので、足元ヒーターの電源を入れた。下半身はポカポカだが手指はまだ冷たい。と言ったら素敵な男性が握って温めてくれるだろうか。


 昼食を買うときに財布を開けたら、なか卯の唐揚げ無料券が出てきたが、使用期限が10月末までだった。雨の日に道端で濡れってシナシナになっていたところを救出し、乾かして取っておいたのに。悲劇だ。ちなみにこれはネコババになるのだろうか。ごめんなさい。

 昼食におにぎりを食べたら少し手指が温まってきた。お米の偉大さに改めて気がつく。


 夕方、昔の仕事の同僚と食事をした。向こうも大変そうな感じでなんとも言えない気持ちになった。いろんな意味でお腹いっぱいになったので、隙を見つけてこの日記を書いている。

マインドフルネスとポジティブアファメーションのことを教えてあげたら良かったかな。