須弥山の麓で

32歳ゲイです!彼氏持ち。 日々の日常、思うことをダラダラ綴ってます。

あけましておめでとうございます

年末年始は毎年実家に帰るようにしてたのだが今年は帰らなかった。

「今年は帰らないよ。友達とこっちで年越しするから」
電話からは母の残念そうな声。
友達ってところを本当は彼氏って言いたかったが、さらに沈んだ母の声を聞くことになりそうなのでやめた。
このまま嘘をつき続けてるのも辛いが、一人息子がゲイだと聞かされた母のことを思うともっと辛くなる。

「年越し」て言ったけど彼氏は実家で年越しの予定。帰ってくるのは二日。
僕も彼氏もイベント事にそんなに執着がないので年越しに無理に一緒に過ごす必要はないと思っている。まあ僕が、今年は実家に帰らないと言う前に里帰りの予定は決まっていたようだが。

 

ひとりは好きだ。撮りためていたドラマをみたり、部屋の片付けをしたり割と有意義に過ごせた。
エロDVDが大量にあったので処分しようと思ったが、もったいなくなったのでケースだけ捨てて中身は100均で買ったDVDケースに入れ直した。
あとはテンガや大人のおもちゃも数点クローゼットの奥から見つかったが、使う予定もないので捨てた。捨てる際、新聞紙で包んで外から見えないよう細工している自分が少し虚しかったが、今年の自分を締めくくるにはいいんじゃないかと納得した。

綺麗になった部屋でいろいろ考えていたら学生時代の同級生が、

「俺も地元に帰るから正月は遊ぼう」と言っていたのを思い出したが、
結局、彼から連絡が来ることはなかった。

 

年越しと元日はほんとに誰とも会わずに過ごした。
夕闇の中、いつも歩く散歩コースにもだれもいない。学生マンションの窓も真っ暗。

意外と悪くない。多分これは本当の孤独とは違うから。同級生の顔を思い浮かべながらそんなことを考えた。

 

二日になり、彼氏が帰ってきた。
彼氏のお母さんが作ったおせちを食べたあと初詣に行った。

となりで柏手を打つ音を聞きながら世間より二日遅れてようやく僕の年が明けた。

 

 今年もこの人の隣にいられますように。