須弥山の麓で

32歳ゲイです!彼氏持ち。 日々の日常、思うことをダラダラ綴ってます。

アーティストのこと

地元の地方紙に、同級生が個展を開くらしいことが書いてあり、記事と一緒に、彼と、彼が描いたと思われる絵が載っていた。中学を卒業してから全く会っていない彼だが、

知らないところでこんな活動をしているんだと懐かしくなった。 

ホームページまであるようなので、どんなもんかと覗きに行ったら、

「日本を拠点に活動するアーティスト、詩人、シンガー。神との対話と祈りから制作・・・」

みたいな、自称アーティストと名乗る方の、嫌な部分が随所に散りばめられたプロフィールが迎えてくれた。中学時代はほんとにクソガキだった彼も、神と対話しちゃっているのだから、十数年の月日は本当に恐ろしいものがある。
 
実は僕も昔は絵を描くのが好きだった。確か小学校の卒業文集に、自分のイラストが挿絵で使われたくらいなので、それなりに上手かったと思う。

絵に興味を持った10歳のとき。4つ年上のいとこのおかげだ。実家の隣が祖母の家だったので、夏休みになると、親戚たちが帰省して賑わった。

その中に絵の上手な智君がいて、あるとき好きだった漫画「幽遊白書」のイラストを描いてくれることになり、描くところを隣でずっと眺めていたことがある。真っ白な紙に、鉛筆だけでどんどん描き進んでいき、いつのまにかキャラクターが出来上がっていくところは、10歳の子どもながらに感動した。

それがきっかけで自分も漫画のキャラクターや、雑誌の人物なんかを描いては、親や近所のおばさんに見せていた。

中学、高校と成長するにつれて、絵よりもほかのことに興味がいき、めっきり描くことはなくなってしまったが、昔取った杵柄とはよく言ったもので、絵で得したことは何度かあった。

 

あるとき、アルバイト先の先輩に、昔絵を描くのが好きだったことを話すと、どういう流れか忘れたが、

「友達の子どもの絵を描いてくれ」

と頼まれたことがある。

ちょっと待てよ、その友達のことも知らないし、そんな面倒くさいことをする義理はないと、はじめは断っていたのだが、あまりにしつこく頼まれるので、しかたなく借りた子どもの写真を模写したら、これがけっこう喜ばれて、後日たばこ3カートンに化けた。

またある時は、高校時代の友達が結婚することになり、ウェルカムボードを描いてくれとを頼まれた。この時も乗り気ではなかったが、謝礼としてご祝儀の半分程が返ってきたことがある。
 
神と対話をして、個展を開くことも、それはそれでいいかもしれないが、身近な人が、自分の描いた絵で喜んでくれるほうが、僕は好きだ。(謝礼があるほうが、もっと好きなのは言うまでもない)

ちなみに下の絵が、たばこ3カートン。

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